僕の読書メモ

札幌在住の25歳。読書とコーヒーと服が好きです。上手な文章を書けるようになりたいです。

北大が舞台!阿川せんり「アリハラせんぱいと救えないやっかいさん」(角川書店)を読みました。

昨日に引き続きの更新です。

 

今回は阿川せんりさんの「アリハラせんぱいと救えないやっかいさん」(角川書店)を読みました。

 

アリハラせんぱいと救えないやっかいさん (角川書店単行本)
 

 (以下 Amazon内容紹介より引用)

ナンバーワンよりオンリーワンになる方が難しい! こじらせ系北大青春小説

「わたし、北大に行きます。真の変人と出会わんがために!」
北海道大学2年、コドリタキ。珍妙なせんぱいと、身体を張った「変人研究」はじめました。

「自称」変人の皆さんへ。――住野よる(作家)
住野よる氏も共鳴! 個性という言葉が切々と胸に迫る、こじらせ系青春小説!

特別な自分の演出のために変人ぶろうとする、偽りの変人。それが、通称“やっかいさん”。
北海道大学2年コドリは、ある理由から“真の変人”を追い求めている。だがそれゆえ、やっかいさんから好かれがち。
ある日、心理系コース4年・アリハラと「とんでもない出会い方」をする。アリハラはコドリとやっかいさんらの関係に興味津々……かきまわし、あらゆるイベントを起こしたがる。
「アリハラこそ真の変人なのではないか?」と希望を持ったコドリは、あえて振り回されるうち、封印していた自分の気持ちと向き合うように。
しかし、アリハラには別の目的があった……。

あなたは「特別な人」ですか? それとも「やっかいさん」ですか?
読み終えたあとは自由になれる、今までにないこじらせ系青春小説!

 

いま札幌が推している作家といっても過言ではない、阿川さんは北海道大学卒業で今作は「厭世マニュアル」に続く第2作目の刊行作品です。

住野よるさんの作品は読んだことないので共鳴はしなかったのですが、同じ大学の出身者で前作も読んでいたことと、装画が気になったので今回も購入しました。

 

ちなみに北海道大学出身の作家というと、東直己さんや佐藤正午さん、最近だと水原涼さんや草野原々さんもそうです。

 

厭世マニュアル

厭世マニュアル

 
身の上話 (光文社文庫)

身の上話 (光文社文庫)

  
最後にして最初のアイドル

最後にして最初のアイドル

 

 

さて、「アリハラせんぱいと救えないやっかいさん」は、「変人はいいけど、エセ変人=やっかいさんはいや」な"普通"の主人公コドリタキと彼女をとりまく3人の変人orやっかいさんのアリハラせんぱい、マイ先輩、ミレイさんの4人にまつわる話です。

 

マイ先輩とミレイさんという二人のやっかいさんに付きまとわれているコドリタキが、変人orやっかいさんのアリハラせんぱいと出会って少しずつ化学反応をおこしていって、徐々に4人の関係性や見方、あり方が変化していきます。

 

変人とやっかいさんという自意識の境界線が主眼となっているので読んでいるうちにむず痒くなりそうですが、テンポの良い会話劇が続くのでそんなことはなくかなり読みやすいです。

 

そしていちいち(笑)北大スポットや周辺のネタが出てきます。北食(北部食堂)やら北図書(北図書館)、工学部食堂、サ館(サークル会館)、文系棟、大野池、紀伊國屋書店札幌本店、ノルベサ、あと金獅子のホルモンor味覚園、などなど。なじみ深いスポットばかりなので、頭の中でイメージしながら話が読めたのもよかったです。

ネタバレになってしまうので多くは書きませんが。

 

 少し突飛なところもありましたが面白いです。個人的には前作より好きです。

 

 

余談ですが、北大はよい大学でした。比較的自由な風土だからでしょうか。

サクシュコトニ川が流れる中央ローンで緑と風を感じながら本を読んだりゼミをやったり、農学部ローンでビール片手にジンパ(ジンギスカンパーティー)やバーベキューをしたり...。学内にビアガーデンがあったり。秋は七輪でサンパ(サンマパーティー)、夜も工学部の明かりを見ながら缶ビールを飲んだり...。

変な人も多かったです。工学部のごみ置き場から使えそうな什器等を拾ってきて売っている人とかいましたけど、あれは犯罪だったんじゃないでしょうかね...。

 

なんて、思い出話にも花を咲かすことができるかもしれません。

北大生(に限らずですが)はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

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