読書ノート

札幌在住の26歳。読書が好きで読書感想ブログをちまちま書いています。特に推理小説が好きですが、どんなジャンルの本でも読むように心がけています。おすすめの本は通年募集中です。

僕が個人的に好きな漫画10作品を紹介します。

こんにちは。

8月も3分の1が過ぎようとしていて、もうお盆休みに入っている人もいるのでしょうか。おととい、8月7日は北海道では七夕の日でした。

 

いつも、小説ばかり読んでいる僕ですが、漫画もそれなりに読んでいます。特にiPadをかってからはKindleでまとめ買いする機会も増えました。

 

昔はいわゆる少年ものの王道バトル漫画として、ワンピースやNARUTO、ブリーチなど読んでいたのですが、最近は王道からは外れた漫画(と言っては失礼ですが)をよく読みます。

せっかくなので、僕の個人的に好きな漫画10作品を紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

1.イエスタデイをうたって冬目景集英社

  

 

 

コンビニバイトで何となく毎日を過ごしているリクオのもとにカラスを連れた少女、ハルが現れる。一方、リクオは大学時代からの友人、榀子のことが忘れられない。

と、あらすじが2行でかけてしまう、この漫画。

僕は何を隠そう冬目景さんのこの漫画が大好きなわけです。くくってしまえば、青年向けの恋愛コミックなんですが、いわゆる恋愛漫画みたく、恋愛恋愛していなくて、主人公たちに際立ったキャラクターはないのだけど、どこか情緒的な、文学的な感じがするのです。そしてハルがかわいい。その情緒さを際立たせるのが作品のタッチ。作者が美大出身であったこともあり、輪郭や髪型などの手書き感が、いつか懐かしい夏の思い出…のようなノスタルジアを味わせてくれます。冬目さんの作品画集もとっても素晴らしいです。

余談ですが、冬目さんはこの作品以外にも多く作品を書かれており、「羊のうた」や「幻想博覧会」「ハツカネズミの時間」などどれも面白いですが、個人的に好きなのは「マホロミ 時空建築幻視譚」です。取壊し寸前の建物の取っ手に触れると建物の記憶が少しだけ見える建築学生の物語。全四巻。

 

また、現在月間バーズにて「空色ノイズの姫君」を連載中。こちらもおすすめです。

 

2.アルテ(大久保圭コミックゼノン

 

 

アルテ 1巻
 

 

 

中世ヨーロッパのフィレンツェヴェネツィアを舞台にした、職業画家を目指す女性の物語。当時は職業画家は男性の仕事で、女性、特に貴族の女性は家系の繁栄のために、多額の結納金をもって名家へ嫁がせるものであったとされる時代のなかで、貴族として、女性として、の生き方と戦い自立しようとする主人公アルテ。物乞いや高級娼婦など様々な人との出会いの中で、職業画家として、元貴族として、そして女性として成長していく姿にとても引き込まれます。そして表情豊かなアルテがかわいい。

 

3.ベイビーステップ勝木光講談社

 

 

 

 

勤勉・真面目でオールエーだから、あだ名がエーちゃん。そんなエーちゃんが、運動不足の解消のためにテニスの体験レッスンに行き、テニスの世界にはまっていく、スポーツ漫画。テニス漫画といえばこの漫画、ぐらい有名なテニスの王子様の「ありえない」設定とは真逆で、様々なテニス理論や実際のトレーニング・アプローチなどに基づいたリアルなテニス漫画で、テニス経験者としてはなるほどと思いながら読んでしまう。そしてナッちゃんがかわいい。

 

 

4.スパイラル~推理の絆~(城平京水野英多スクウェア・エニックス

 

 

 

 

天才の弟、鳴海歩(なるみあゆむ)の類稀なる洞察力と理論に基づいた構築力によって、難事件を解決しながら兄の行方を捜していく物語。

ガンガン・コミックスも「魔法陣グルグル」や「まもって守護月天!」、「ハレのちグウ」など結構読んでいた気がします。僕の全盛期はこの「スパイラル~推理の絆~」や「東京アンダーグラウンド」「鋼の錬金術師」だったんですが、中でもこの作品は夢中で読んでいました。

単発の事件解決の推理漫画が、いつのまにか途中からお兄さんとの確執と真実を見つける物語と変わっていったという点の評価は分かれるところですが、細かい伏線や高度な心理戦は最後まで読んでてぞくぞくさせられました。あとひよのさんかわいい。

 

東京アンダーグラウンド、読みなおしたくなってきました。 

 

あ、あと城平京さんの小説「名探偵に薔薇を」もオススメです。

 

5.星野、目をつぶって。(永椎晃平/講談社

 

 

 

人との関わりを避けながら高校生活を送る主人公、小早川が人気者のギャルである星野美咲に振り回される、結構王道な青春恋愛漫画

顔もかわいく人気者の星野が唯一隠していることが、すっぴん。すっぴんの顔が地味すぎて人気者の輪を何とか保とうとしているが、川でおぼれていた子猫を助けたために、小早川にすっぴんがばれてしまう。そして化粧がへたくそな星野のかわりに、美術部の小早川が星野のメイク担当として、学校生活に巻き込まれていく。

でも、星野の行動力に感化されつつも、「いやいや、人間っていうのはそうそうすぐには変わんねーんだよ」みたいな主人公の鬱屈した感情が、王道の展開から少しはずれて進んでいくところが、たまらないです。あとすっぴん星野がかわいい。

 

6.恋は雨上がりのように眉月じゅん小学館

 

 

 

 

ファミレスでバイトしている女子高生橘あきらとそのファミレスの店長の恋愛物語。

ただし、好意の方向は、あきら⇒店長で、店長もその好意をありがたいと思いながらも、自分の年齢や世間体、あきらの将来を考えて、優しく突き放す。一歩間違えば、おじさんの妄想漫画になりかねないテーマを、読んでいて気持ち悪くならない、そして面白い絶妙なバランス感で進んでくストーリーがなんともいえないです。

 「たちばなあきら」と聞くと、「橘玲」さんをおもいだしてしまうのが悲しいところ。(笑)

 

 

 

7.よつばと!(あずまきよひと/メディアワークス

 

 

 

 

よつばちゃんという5さいのおんなのこが、きんじょのひとたちとほんぽうにふれあっていくものがたりです!きみはよつばとフレンズなんだね!っていうかんじです。きんどるばんはないよ。

 

作者は違うけど、何となく雰囲気の似ている石黒正数さんの「それでも町は廻っている」も併せておすすめです。

  

8.ドメスティックな彼女流石景講談社

 

 ひょんな事から童貞を卒業した主人公ナツオは、父の再婚によって、片思いしている学校の先生と童貞を卒業した相手(2人は姉妹)と同居することに。という主人公ハーレム系の物語。少年誌でここまでやっちゃっていいの?ってぐらいエロくて、近親相姦のセックスシーンも多く出てくる、いろいろギリギリな漫画。なんだけど、読み始めたら面白いです。

 

 

9.惑星のさみだれ水上悟志少年画報社

 

 

 

 これも昔に読んでとてもはまっていた漫画。また読もうかな。

大枠は普通の人がある日力を得てしまい敵と戦うバトル漫画なのですが、世界を救うために力を得たヒロインが、何よりも世界を壊したがっている、というところが面白いです。

10巻完結というコンパクトさの中にこれでもかと面白さや名言を詰め込んでおり、是非一読すべき漫画です。

 

 

10.メイドインアビスつくしあきひと竹書房

 

 アビスというどこまで続くかわからない謎の縦穴を探索する探窟家の物語。主人公のリコも探窟家にあこがれをもち、誰も到達したことのない縦穴の底を目指します。絵柄からかなりかわいい感じがするのですが、内容はそろそろグロく、死んだり死にかけたり。webコミックながら、単行本でも読みたくなる面白さです。

 

 

 

その他紹介できなかった、おすすめ漫画

ほかにも紹介したい漫画があったのですが、10作品に絞ってしまったため紹介できなかった作品たち、備忘録として記載しておきます。

 

羽海野チカハチミツとクローバー」/「3月のライオン

桂正和「I's」

畑健二郎ハヤテのごとく!

仲村佳樹「スキップビート」

宮原るりみそララ恋愛ラボ僕らはみんな河合荘

渡辺静「CHIMES」

 

ではでは。