読書ノート

札幌在住の26歳。読書が好きで読書感想ブログをちまちま書いています。特に推理小説が好きですが、どんなジャンルの本でも読むように心がけています。おすすめの本は通年募集中です。

【読書記録】2017年11月に読書数は22冊でした。

今年も残すところあと1ヶ月ですね。先日発売した「ミステリ・マガジン」をはじめ、12月は各種ミステリランキングの公表の時期でもありますので、それを読みながら読めていなかった本で年越しするのが毎年の楽しみです。

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今月の写真は、Baristart Coffeeの新店舗、Baristart Coffee Cafeで提供される、円麦さんの極厚トーストです。これ一度味わうともう二度とほかのトーストが食べられなくなります。それぐらいの美味しさ。これをバルミューダのThe Toasterで焼いたらどうなるのでしょうかね……。

 

さてさて、11月の読書記録です。

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11月の読書冊数は22冊でした。そして2017年累計で299冊!(12月2日現在300冊突破しました!)読書は量ではありませんが、それでも目標にしていた年間300冊を1ヶ月残して達成できたのはすごく良かったです。殆ど推理小説ばっかりですし、それって読んだうちに入るの?といわれたら困るものもあったり無かったりするのですが、多めにみてください。

 

11月は宣言通り、太田紫織さんの「櫻子さん」シリーズと似鳥鶏さんの作品がほとんどでした。「櫻子さん」シリーズは旭川が舞台ですし、似鳥鶏さんは北大に在籍していたという点では、北海道に関係する作者を読んだ1ヶ月でした。とは言いつつも、読みきれずに少し残っています。そちらは今月に。

 

余談ですが、先日大雪山の「ラビスタ大雪山」に行ってきました。「櫻子さん」シリーズだと、山荘に指の切られた死体が見つかる流れですが、そんなことはなくシーズンオフということもあり、静かで瀟洒な山荘風ホテルをゆっくり味わえました。

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リフトが定期点検で止まっていたので1,200mからですが、朝の澄み切った空に大雪山もちょっとだけ顔をだしていました。気温はマイナス13度でしたが気持ちよかったです。

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途中で寄った東川町では、先日あげたカフェ「ノマド」の他、「ロースターコースター」などお洒落なお店がたくさん並んでいました。

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あと11月読んだ本としては、「ミステリーズ!新人賞」作品集2冊「砂漠を走る船の道」と「監獄舎の殺人」、そしてフィル・ナイト氏の「SHOE DOG」、森博嗣さんの「喜嶋先生の静かな世界」が面白かったです。

 

SHOE DOG(シュードッグ)

SHOE DOG(シュードッグ)

 

SHOE DOGは、Nikeの創業者フィル・ナイト氏の自伝的小説で、オニツカタイガーとのやりとりからNikeの創業、上場、世界進出までの苦悩の連続が描かれていて、彼の足跡をなぞるように一瞬で駆け抜けられる面白さが詰まっていました。僕も会計士ですが、フィル・ナイトもまた会計士だったのかと驚かされました。(もっとも彼にとっては退屈なものの象徴となっていたのでしょうが。) 

 

こちらもまた、自伝的、とは違うかもしれませんが、研究や論文、物事や時間に対する向き合い方として、森さんの大切にしている考え方を小説化したものです。エンターテイメントの面白さというよりは、ためになる面白さと言ったほうが正しいのかもしれません。funではなく、interestingですね。

 

さて、12月はどうしましょうか。まずは太田紫織さんと似鳥鶏さんの続きを読むとして、あとは「ミステリ・マガジン」からアーナルデュル・インドリダソンさんのエーレンデュル警部シリーズ、R.D.ウィングフィールドさんのフロスト警部シリーズ、そして時間のとれる年末には、知の巨匠、ウンベルト・エーコさんの本を読もうかなと思います。