読書ノート

札幌在住の26歳。読書が好きで読書感想ブログをちまちま書いています。特に推理小説が好きですが、どんなジャンルの本でも読むように心がけています。おすすめの本は通年募集中です。

【読書記録】2017年7月の読書数は16冊でした。

連投です。

 

2017年の読書記録。
今月は、仕事がとっても忙しい時期があったり、毎夜飲み会のある出張が続いたり、となかなか読書時間が確保できませんでした。

 

悲しい。

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というわけで2017年7月の読書数は16冊。
先月までのペースからすると50%ぐらいですね。
でも、200冊超えたから読む気がなくなって失速したわけではありません。

 

内訳は以下の通り。

 f:id:masahirom0504:20170802175957j:image

 

 

 

読んだ冊数は少ないものの、バラエティ豊かに、面白い作品をたくさん読むことができた月でもあります。

 

過去記事で紹介した逸木裕さんの「少女は夜を綴らない」や

 

masahirom0504.hatenablog.com

 辻堂ゆめさんの「悪女の品格」だけではなく、

 

masahirom0504.hatenablog.com

 

今年没後30年の澁澤龍彦さんの遺作で、天竺へ向かう途中の高岡親王の幻想奇譚を綴った連作短編集「高岡親王航海記」や

(梨木果歩さんの家守奇譚も似たような印象を受けます。) 

高丘親王航海記 (文春文庫)

高丘親王航海記 (文春文庫)

 

 

文章の耽美さが素晴らしいと評される、自身の無意識的直観である第六感を超える第七官(感)のように、自己と他者の思考や意識が無意識的につながっているような恋愛感覚をさまよう一方的で双方向的な少し変わった恋愛?小説である尾崎翠さんの「第七官界彷徨」 、

 

勉強とは何か、について哲学的に考え、勉強は必ずしもしなければならないものではく(無意識的なものも含めて)自発的に行うものであって、そして勉強するものたるものキモくあれ、とその「勉強する」ことの考え方や落としどころなどを抽象的にまとめ上げた、千葉雅也さんの「勉強の哲学」、

 

勉強の哲学 来たるべきバカのために

勉強の哲学 来たるべきバカのために

 

 

そして、ネガティブになりがちな現代において、人間のポジティブな面に焦点を当てて、精神的にまっすぐな信念を掲げる人たちの人間情緒を書き上げた、武者小路実篤さんの「真理先生」などたくさんの、「何度も読み返したくなる作品」に出会えた月だったかなと思います。

 

真理先生 (新潮文庫)

真理先生 (新潮文庫)

 

 

8月は、引き続き北海道も暑い季節なので、外へ飛び出すことも多くなりそうですが、
仕事も一段落し時間もあることなので、もっとたくさん本が読めたらいいなと思っています。

 

長い歴史小説にもチャレンジできたらいいですね。

 

 

では、この辺で。